お月見団子
10月といえばお月見。🎑
子供の頃、お月見だんこがどうしても食べたくて母にねだった。
母は、「あんな味気ないものこおて食べるんか?」って納得いかない様子だった。
母の言ったセリフはすぐに納得できた。
白い丸い団子は味もなくボソボソしていた。
え!甘くて柔らかくて美味しいと思ってた…。
本来の月見団子は美味しくないんだて認識した。
時は経ち、会社の近所に地元の大衆和菓子屋さんがあった。
10月になると、月見だんごの中に餡子がはいったものが店頭に並ぶ。
とても人気で、夕方には売り切れてしまう。
実家に買って帰ったら、母がこの月見団子は邪道やって言いつつ美味しそうに食べてくれた。
甘さもちょうどよくいくつでも食べられた。
最近は、餡の入った月見団子がコンビニやスーパーでも売っている。
なぜか、月見団子を見るとテンションが上がってしまう。
月見団子とススキを🌾飾って、月を愛でる。
どこからか虫の音が聞こえてる。
ほんと風情があるひととき。
最近は、ハロウィンの🎃👻形をした和菓子も可愛いけどね。
部屋の電気消して、縁側に座りながら月を見上げるってのが良かったんだよね。
そんな家族の有り様があった。
今日テレビで樹木希林さんの告別式の様子が何度も取り上げられていた。
私は也哉子さんのエッセイが好きで何冊か読んでいる。
19歳でモッくんに出会って結婚した也哉子さん。
また、その母である樹木希林さんにも注目してきた。
初めて樹木希林さんを知ったのは、母からこの女優さんは若い頃から老婆役をして、老婆になりきるために健康な歯を全て抜いたと教えてもらった。
多分その話を聞いてから私の中で存在したんだろうと思う。
也哉子さん自身も納得できなかったという樹木希林の生涯。
きっと、樹木希林さんの娘さんだから也哉子さんが好きなんだろうと思う。
母娘でカッコイイ生き方だなって思う。
我家も祖母、母、私、娘がカッコイイ生き方だなって思えるように生きる、、、あっ、ご先祖さまも、まだ見ぬ子孫もね。
なんて、昔、祖母や母と一緒に見た月を思い出す。
月見団子を買ってかえろかな…もちろん餡子がはいったやつね!