アラサーがかかる結婚したい病--☆
わたし、56歳。
かれこれ、26年前。
四半世紀ちょっと前。
結婚したい病にかかりました。
会社では、お嫁さんにしたいNo.1と言われたのに、その実態は嫁に行けずに友達と毎日飲み歩くアラサー女子。
東京タラレバ娘を地でいっていました。
今考えると、なんであんなに焦っていたのかなぁ。
やはり、出産を考えるとギリだからかな。
でも、その頃付き合って男性には振ってくれて感謝しています。
結婚って恋愛とはまったく異なるものだと実感しているから。
あの頃の私は、付き合っている男性に気ばかり使っていた。
本来のワガママなところはギューッと抑えて、相手の顔色ばかり伺っていた。
今から考えるとそんな恋愛どこが楽しいんだって思う。
きっとアラサーがかかる結婚したい病の症状のなせる業。
結婚してみて、気は使うけど、地の自分でいられるのは楽。
ワガママも存分に通している。
「私は絶対嫌だから、曲げられないから離婚して」と言ったことがあり、いまだにワガママを通している。
アラサーの時、振られずそのまま気を使っていた男性を夫にしていたらと思うとゾッとする時がある。
ずーっと気を使い続けたか、早々に離婚していただろう。
だって、家庭がストレスの巣窟になっていたから。
ずっといい子のフリなんかできるわけもない。
実は我が夫も付き合っている時はとても優しく器の大きな男性であった。
でも、結婚した途端ワガママな気の利かない男性になってしまった。
彼の答えは「だってずっと一緒にいてくれるんだから…」。
人間やっぱり楽チンがいいのです。
昨日久々に会社の飲み会に参加した。
独身の時の飲み会って自分自身が変に斜に構えていて疲れて嫌いだった。
今は、構えることもなく、適度に構ってもらえて楽チンだから楽しいなって思えた。
会社でも、適度にほったかされているけど、実はおばさんに気をかけていてくれたんだ感がいい。
若い頃は、自意識過剰だったのか構われるのが嫌だった。
セクハラで何度も会社を辞めようと思った。
今は、まったくそんな悩みなんぞありません。
私にとって、50代は働くには最高の年齢だと言えます。
今、考えるとアラサーのときに結婚したい病にかかっていなかったら、もっと楽しい時間を持てたかもしれない、正しい判断ができたかもしれないと悔やまれます。
悔やんでもあとの祭ですが、娘達にはアドバイスできるかな。
できることなら、病にかかるまえに嫁にいくといいのだけれどね。