突然に…悲しみの仲間--☆
突然に…
ある日突然、隣の部署の方が亡くなった。
原因は不明だけど病死らしい。
隣の部署は通路をへだてた向こう。
最初はどなたかまったく分からなかった。
そして、時間の経過とともにはっきりしてきた、
たまに私の近くにある新聞を読んでいらした優しい感じの30代くらいの男性。
その部署配属の派遣仲間が言っていた、
とてもいいひとだって。
とてもいいひとだって。
彼女に仕事を頼むときは、いつもエクセルで
マクロを組んでボタンを押すだけにしておいて
くれる心遣いのこまやかな方だった。
あー、あの人だったんだ。
亡くなった当日、
会社は何事もなかったように稼動していた。
私はなんだか冷たさを感じた。
しかし、それは間違いだとすぐに分かった。
告別式には遠方に関わらずお留守番を
残し皆さんがかけつけた。
お亡くなり1週間以上が経った今も
後任の方が決まって派遣されてきても。、
机には写真とゆりが飾られている。
仲間の本当の暖かさをすごくたくさん感じた。
その方はそこにいらした。
お亡くなりになる前日は仲間と映画を観て
帰宅してから楽しくその仲間とLINEをしたらしい。
単身赴任じゃなければ助かったかもしれない…。
小さなお子様がいる家族の悲しみはいくばかりかと思う。
ご冥福をお祈りするばかりである。